Like Omigod! Disc2-18. "Valley Girl" by Frank Zappa
from the album "Ship Arriving Too Late To Save a Drowing Witch"
1982年当時、俺は「FMステーション」を購読していて、番組表の中央見開きにあるキャッシュボックスのチャートを参考にヒット曲を聴いていた。アルバムチャートを見ると邦題に『フランク・ザッパの〇△□』というタイトルを見て「なんだこれは」と思った。その後も『ハエ・ハエ・カ・カ・カ・ザッパ・パ』なんてタイトルが出てきて、きっとこのフランク・ザッパというのは変なコミック・バンドみたいなものなんだろうと思ったものだ。今となってはなんて恐れ多いことと思うが、こんな邦題を付けた人がいけないんだよな。あと、CD化されるようになってからは正当な聴かれ方をされていると思うが、それまではザッパを「変態」とか書いているメディアも多くて、多くのポップス・ファンは触れちゃいけないと思ったに違いないだろうね。俺も90年代になってCDでほとんどのアルバムを聴くまではヤバい人だと思っていたからさ。
さて、この"Valley Girl"はその『フランク・ザッパの〇△□』という変な邦題が付いたアルバム(現在邦題は『たどり着くのが遅すぎて溺れる魔女を教えなかった船』とう直訳)に収録されていて、娘のムーン・ユニット・ザッパをフィーチャーした曲で、当時の邦題が「えー、うっそぉ、ホントー?」だった。ビルボードでは32位というスマッシュ・ヒットを記録したが、ザッパのシングルとしては最高位だった。この曲は邦題はなかなか言い得てるという感じで、いかにも10代の女の子って感じのムーンの「語り?」というか「しゃべり」がふんだんに入っている。
それにしても、この手のコンピレーションにザッパが入っているとは、さすがライノ・レコードだなと思う。
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